試験について

キャリアコンサルタント国家資格は学科試験と実技試験の両方に合格し、
キャリアコンサルタント名簿に登録することにより「キャリアコンサルタント」として名乗ることができます。

キャリアコンサルタント試験について

キャリアコンサルタント試験は、職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)に基づき、厚生労働大臣の登録を受けた登録試験機関が実施する国家資格試験です。学科試験と実技試験(論述および面接)で行われ、個別の受験が可能です。学科試験と実技試験の両方に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録することにより「キャリアコンサルタント」として名乗ることができます。なお、学科試験は、登録試験機関である当協会と特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会が共同で、同一日に共通問題で行います。

 

キャリアコンサルタントとは

キャリアコンサルタント国家資格

「キャリアコンサルタント」は、平成28年4月より国家資格になりました。キャリアコンサルタントは登録制の名称独占資格とされ、守秘義務・信用失墜行為の禁止義務が課されています。キャリアコンサルタントでない人は「キャリアコンサルタント」やそれと紛らわしい名称を名乗れません。

キャリアコンサルタントになるには

キャリアコンサルタント国家資格は学科試験と実技試験の両方に合格し、キャリアコンサルタント名簿に登録することにより「キャリアコンサルタント」として名乗ることができます。なお、学科試験は、特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会と共同で、同一日に共通問題で行います。その他、キャリアコンサルタントは5年ごとに更新を行い、最新の知識・技能を身につける必要があります。

キャリアコンサルタントの役割

「キャリアコンサルタント」とは、キャリアコンサルティングを行う専門家です。
キャリアコンサルティングとは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。
キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、自己理解を深めるとともに、社会や企業内にある仕事について理解することにより、その中から自身に合った仕事を主体的に選択できるようになることが期待できます。

活躍の場

キャリアコンサルタントの活躍の場

企業内

企業の中では、従業員のキャリア形成支援者として、従業員のキャリアプランを明確にし、そのために必要な知識・資格の習得や仕事の選択を行うことを支援する機会が増えています。

大学・行政機関・人材紹介・人材派遣・再就職支援業界

大学のキャリアセンターには就職活動中の学生、ハローワーク・人材紹介・人材派遣・再就職支援には一般の求職者が訪れます。これらの方の就職、再就職のために効果的な自己分析の方法、エントリーシートの作成支援、面接の指導等のキャリアコンサルティングサービスへの需要のニーズが高まっています。

キャリアコンサルタント国家資格とキャリアコンサルティング技能士の違い

「キャリアコンサルティング技能士」とは、キャリアコンサルティング技能検定(国家検定)に合格した方をいいます。キャリアコンサルティング技能検定が求める能力水準は、キャリアコンサルタント試験が求める能力水準の上位に位置づけられます。具体的には、キャリアコンサルティング技能士1級は指導レベル、2級は熟練レベルとして位置づけられています。

参考:キャリアコンサルタント国家資格試験の水準及び範囲
平成27年度「キャリアコンサルティング研究会」報告書 P.24~P.31別表4参照)